死にたくなけりゃ気をつけろ!サハラ砂漠でやってはいけない10のこと
こんにちは。
ストリートライターのフーヘイ(@Fu_HEY)です。
農道から失礼します。
やっぱ緑に囲まれた環境って落ち着きますよねぇ。
自然さいこー!
1ヶ月前からこのブログを始めたんですが、まったくPVが増えなくて困ってます。
今日はアクセス数が、ついに0になりました。
これって誰も読んでないってことですよね?
ってことは、僕は今、虚空に向かって文章を書いてるってことですか?
えっ?
なにコレ、意味あんの?
失意の中、ネット上を徘徊していると、あることを発見しました。
「○○のためにやってはいけない10のこと」といった形式の記事が氾濫してるのです。
世にたくさん出回っているということは、一定の読者を見込めるということに他なりません。
喉から手が出るほど読者が欲しい僕としては、天啓にも等しい気づきでした。
読まれる記事の方程式さえわかってしまえば、こっちのもの。
ということで、僕も万人受けする記事を目指して、この形式に則ったブログを書いてみることにします。
題して「サハラ砂漠でやってはいけない10のこと」!
いってみましょう!
1・乗り合いバスの中で自撮りしてはならない!
サハラ砂漠へ行くためには近郊の町で車またはラクダをレンタルすることになりますが、その町までの乗り合いバスの車内で自撮りをすると、恐ろしく気まずい空気になります。
例えるならば、悪ノリして男同士で行ったディズニーランドで、子どもを抱きかかえた元カノに遭遇した時の気まずさを、グツグツと煮詰めまくって濃度を100倍にしたような感じの雰囲気です。
想像できますか?
できないですよね。
想像を絶する気まずさなんです。
言葉が理解できないので定かではありませんが、表情から察するに向かって右にいる白いターバンの男性は「最近の若者は、どこでも自撮りするのな」と嘆き、向かって左の黒いターバンの男性は「おい、兄ちゃん。車内で自撮りとはいい度胸じゃねぇか」と怒っていたのではないかと思われます。
そして極めつけは、後方から鋭く僕を射抜く女性の目線。
〝人間のクズを見るような目〟とはまさにこのことでしょう。
僕の顔も自然とこんな感じになりました。
表情が気に入らなくて取り直そうにも、「1度のみならず、2度までも自撮りすんのか!」といった無言の圧力により、リトライは困難を極めます。
どうしても、車内で自撮りする場合は、完璧な表情を作って1シャッターで仕留めましょう。
2・ツアーの値下げ交渉はほどほどに!
僕のような貧乏旅行者にとって、節約というのは明日の生活に直結する最重要課題です。
もちろん、ツアー代金も安く抑えるに越したことはありません。
サハラ砂漠のツアー代金は時期や交通手段によって異なりますが、大体が交通費+宿泊費+食費といった内容になっています。
定められた価格がないため、交渉によっては値下げも可能ですが、その時に注意したいのが〝水の本数〟です。
値下げ交渉がギリギリのせめぎ合いになってくると、最後は料金を安くする代わりに1日あたりの水の本数を減らすという切迫した協議に入っていきます。
交渉中は値段を下げることに躍起になっているので「少しでも安くなるなら水なんで減らしてもらっても構わない」という気持ちで承諾しがちですが、行き先はサハラ砂漠だということを忘れないようにしましょう。
売店やレストランがないはもちろん、1滴の水すら入手不可能です。
実際、僕はツアー料金を抑えたいあまり、もらえるペットボトルの数を減らすという道を選び、ツアーでありながら最後は遭難者のような気分を味わいました。
「水を減らす」というカードを切られた時点で、勝負はついてます。
よくよく考えてみれば水の代金は数十円、数百円の話。
値段交渉もいいですが、水はしっかりと確保しましょう。
命取りになりますよ!
3・足跡を頼りにしない
砂漠で最も恐ろしいことはなんだと思いますか?
それは、吹きすさぶ風です。
風を遮るものが何もない砂漠では、常に強い風が吹き荒れています。
その風が砂を運ぶことによって、あらゆる痕跡は消し去られてしまいます。
放っておいたら荷物も砂に埋もれてしまいますし、落し物なんかはまず100パーセント見つかりません。
自分が歩いてきた足跡すら、ものの数分で跡形もなく消し去ってしまうので、景色に心を奪われているとアッという間に帰るべき方向がわからなくなります。
とりあえず周囲を見回すため高い砂丘に登ってみても、その先に広がるのは一向に代わり映えしない景色。
方向感覚はいとも簡単に失われ、自分がどこに立っているのかすらわからなくなります。
迷子を番付けするならば、横綱クラスの窮地です。
特に、普段グーグルマップに頼って生きている人は注意しましょう。
「スマホと共に砂に帰す」みたいなことになりかねません。
しかも、あなたが朽ち果てたとしても、スマホだけは形を留めるという始末です。
4・夜間の外出にはご用心
砂漠で観る夕日や朝日は、この世のものとは思えないほど幻想的なものです。
ただし、夜の砂漠は真っ暗なのでご注意ください。
月が出ていれば影ができるほど明るいこともありますが、遠くを見渡せるほどではありませんし、当然、周囲には街灯などありません。
足跡を砂に消され、闇に視界を奪われてしまっては、もはや八方塞がり。
迷子番付でいえば、余力を残したまま引退した朝青龍レベルです。
どう足掻いても勝機はありません。
冗談抜きに、帰らぬ人になりますよ!
5・安易に裸足で歩かない
サソリがいます。
猛毒を持った蛇もいます。
6・オアシスで泳がない
ツアーの途中ではオアシスに立ち寄ることもあります。
乾いた大地に水が煌めく様子は、まさに砂漠の神秘。
この水を利用して野菜を栽培しているオアシスもあります。
貴重な水源なので、間違っても泳がないでください。
ガチギレされます。
7・試しに植物の種を植えない
文字通り〝不毛〟です。
8・酔っ払ってラクダに絡まない
一緒に行ったフランス人青年がラクダに絡んで、唾を吐きかけられていました。
話によると、怒ったラクダが吐きつけるのは唾液ではなく、反芻物だそうです。
まぁ、一種のゲロですね。
匂いも強烈で、吐きかけられたら最悪です。
9・できることなら、ひとりぼっちで行かない
精神的な問題です。
ひとりで砂漠は身も心も寂しいです。
場合によっては、寂しさに苛まれ、景色や食事どころではなくなります。
どうしてもひとりで行く場合は「なんで、ひとりで砂漠に来ちゃったんだろう」などと考えずに、ひとりぼっちを前向きに捉えましょう。
「ひとりだからこそ出会いがあるかも!」とか「メールを気にしなくていいなんてストレスフリー!」とか、考え方はいろいろあります。
僕の場合は喉の渇きに耐えながら、家族との温泉旅行でビールを飲んでいるところを想像していました。
何もかもが非現実的に思え、一層寂しくなったのでオススメはしません。
10・全裸で遊ばない。
これはサハラ砂漠じゃなくてもアウトです。
暑い時には50度を超えるサハラ砂漠ですが、最低限の服は身につけておきましょう。
モラルが問われます。
以上、サハラ砂漠でやってはいけない10のことでした。
参考になりましたでしょうか?
みなさんもサハラ砂漠に行く際には十分にお気をつけくださいね!
「サハラ砂漠なんて行かねえよ!バカッ!時間返せ!」って方は、今回も本当すいませんでした。
今後も役に立たない投稿が続くかもしれませんが、ジャンクブログなのでノークレーム・ノーリターンでお願いします。
とりあえず、水があって、緑があって、インターネットがあるって、本当に素晴らしいですね!
砂漠もいいですが、生活するなら人里に限ります!
それでは、またどこかで!