路上ブログ

今はこう思っています、明日はわかりません。

地方色が強すぎて素通りできないマンホール集

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こんにちは、ストリートライターのフーヘイ(@Fu_HEY)です。

路上から失礼します。

 

突然ですが、みなさん「マンホール」のことをどう思ってますか?

どうも思っていない」という意見が圧倒的多数ですよね。

そうだと思いました。

実は僕も、そう思ってたんですよ。

昔はね…。

 

しかし、昼夜問わず路上でものを書くような生活をしていると、どうしても目に入ってくるのが、マンホール。

しかも、街を歩いていると各地域によってオリジナルデザインのマンホールがあったりするじゃないですか。

それがどうにも気になってしまって、今では旅行に行っても、観光とマンホール探しの比重が2:8くらいになっている始末です。

ひとつでも多くのマンホールを探そうと旅行中は常に下を向いているため、嫁さんから「私との旅行はそんなにつまらない?」とキレられた回数はもはや数え切れません。

僕は、その度に顔を上げ「マンホールよりも君の方が大切だよ!」と、しっかり相手の目を見て伝えるようにしています。

いくら心で思っていても、口に出さないと伝わらないことってありますからね。

女心ってほんとに繊細だよなー。

 

ということで、今回は僕が見てきた中で、特に気に入っているマンホールをご紹介したいと思います。

 

 

まずはこちら!

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僕の地元、北海道函館市のマンホールです。

名物でもあるイカを大胆にあしらったデザインですが、いかんせん下の「おすい」という表記が気になります。

マンホールの役目として、地下に何が通っているのかを明確にしておく必要はありますが、これじゃあイカを食べる気も半減しますよね。

せめて「※絵柄と本文は関係ありません」って注意書きするとかしたほうがいいんじゃないでしょうか。

 

 

続いては青森県青森市のマンホール。

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出ました、ねぶたです。

力強い山車と、その周りで飛び跳ねる跳人の躍動感が見事に表現されていますね。

ラッセラー、ラッセラー!

このマンホールを発見して、喜び勇んで写真を撮っている僕を、付き合って間もない頃の嫁が雪のように冷たく白い目で見ていたことをよく覚えています。

ラッセラー、ラッセラー!

 

 

こちらは、宮城県石巻市で出会ったマンホール。

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石ノ森章太郎記念館の手前に、代表作『ロボコン』が描かれています。

デザインがポップでいいですね!

「OUSI」の文字もスマートな感じがして、汚水感が薄れているのも好印象です!

 

 

夢の国でお馴染みのディズニーランドにも、もちろんマンホールはあります。

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トゥーンタウン内にあるマンホールは、ミッキーのデザイン!

夢の国に現実感を持ち込まないという徹底した姿勢には頭が下がります。

ただし、ここは日本屈指の〝マンホールばかり探してたら同行者にキレられるスポット〟なので、マン探(マンホール探し)の際には注意が必要です。

できれば一人で行った方が良いでしょう。

 

 

奈良県斑鳩町のマンホールは、桜と紅葉という季節を超えた奇跡のコラボレーション。

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こんな現実離れした光景はマンホールの中でしか見られません。

春と秋が一緒にきたような、華やかで落ち着かない気分が味わえます。

奥に描かれているのは、世界最古の木造建築物群として知られる法隆寺の五重塔。

国宝であり、世界遺産にも登録されています。

踏みにくいマンホールランキング〟ではかなり上位に食い込む一枚ですね。

 

 

言わずと知れた国民的漫画『ゲゲゲの鬼太郎』がデザインされているのは、鳥取県境港市のマンホール。

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作者である水木しげる先生の出身が境港市ということで、街中はもう妖怪だらけ。

何も知らずに訪れた外国人の方が、このマンホールを見たらどう思うのかとても気になります。

 

 

ちなみにマンホールがあるのは日本だけではありません。

こちらは中国の広州で見つけたマンホール。

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ちゃんとした意味はわかりませんが、〝人民排水〟って字面は汚水よりもずっとインパクトがありますね。

 

 

一方、ハワイ・オアフ島のマンホールにはシンプルに〝WATER〟の文字。

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上水なのか下水なのかわからないように、さり気ない気配りが見て取れます。

スマート!

 

 

こちらはフィンランド・ヘルシンキのマンホール。

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読めないことよりも、もう二度と開かないような埋まり具合なのが気になります。

 

 

これはアルゼンチンのブエノスアイレスだったかな。

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かつてドラクエに夢中になった自分としては、ダメだと言われても思わず開けたくなってしまうデザインです。

 

 

韓国・ソウルで見つけたのが、こちらのマンホール。

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何て書いてあるのかはわかりませんが、漢字の〝上〟という字が無数に書かれているように見えますよね。

真ん中のロゴマークも、上を指差してる人の形に見えなくもありません。

『ゼルダの伝説』だったら、踏んだ瞬間、上から岩とかが落ちてくる仕掛けでしょうね。

 

 

最後はこちら。

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イタリア・ローマの観光スポットとして有名な真実の口(嘘つきが手を入れると抜けなくなるってやつ)です。

なんとコレは、もともと古代ローマのマンホールだったそうです。

たしか、ウィキペディアに書いてありました。

 

せっかくだから後の人に写真を撮ってもらったんですけど、想像以上にブレッブレでした。

それなりにガッカリしましたが、今となってはいい思い出です。

 

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それでは、またどこかで!