東京から日帰り可!栃木県に3週間だけ出現する〝氷の世界〟
こんにちは。
ストリートライターのフーヘイ(@Fu_HEY)です。
児童公園から失礼します。
みなさん、お正月休みはどこかへ遊びに行きましたか?
僕のようにどこにも行けず、知り合いがSNSにアップする旅行写真を恨めしく眺めていた方も少なくなかったのではないでしょうか。
旅行先から投稿される絶景写真とか、本当にイラッとしますよねー羨ましいですよねー。
なんか自分の充実してなさに落ち込みますわ。
しかし、正月なのにどこにも行けなかったからといって、自分が負け組だなんて思うのはまだ早い!
今からでも見に行ける絶景があります!
むしろ、これからがシーズン本番の絶景です!
早速ですが、コチラをご覧ください。
すごい迫力じゃないですか?
ファンタジー映画の世界みたい。
これは氷瀑といって、その名の通り滝が凍ったものなんですが、ご覧の通り幻想的な景観を成しています。
「滝が凍るって、どんだけ寒いのよ!」って思いますが、実はここ日本なんです。
しかも、北海道とか東北といった雪国ではありません。
関東北部に位置する栃木県です。
もう一度言います。
ここ、栃木県なんです。
せっかくなので、冬の栃木の様子をもう少し見てみましょう。
これも、
これも、
これも、全部栃木県なんです。
いいですか、あの栃木県ですよ。
こんな絶景があることを知った今となっては、〝餃子しか取り柄のない県〟だと思ってたことを本当に申し訳なく思います。
僕も実際にこの光景を見るまでは、栃木県にこんな絶景があるとは思ってもみませんでした。
しかも、東京からなら日帰りで行ける場所なんです!
「正月明けて早々に連休なんて取れないよー」という仕事熱心な方々でも問題ありません。
この景色が見られるのは1月下旬から2月中旬までの約3週間だけなので、まさに今がチャンス!
ここぞとばかりにSNSで絶景写真をアップしまくりましょう!
以下、正月休みに海外から絶景写真を連投してきた人たちを見返すための道のりです。
▼絶景への最寄駅は「東武日光駅」
紹介が遅れましたが、ここは『雲竜渓谷』というスポットです。
電車で行く場合の最寄駅は東武東上線の東武日光駅。
日光東照宮に行くためのアクセスポイントとしてもお馴染みの駅ですね。
今年は申年ということで、例年以上に「見猿 聞か猿 言わ猿」に注目が集まっているようですが、ここはグッと我慢して絶景を目指しましょう。
駅前にはタクシー乗り場がありますが、雲竜渓谷の入場ゲートまでは道幅が狭い上、路面が凍結しているため、運転を嫌がるドライバーさんもいます。
タイヤにチェーンを巻いているタクシーはゲート付近まで行ってくれる可能性が高いので、地道に探しましょう。
駅からゲートの入り口までは、車で30分ほどです。
▼雪道なので準備は抜かりなく!
入場ゲートから先は雪と氷の道が続きます。
防水のウェアや登山靴は必須。
アップダウンはそれほど激しくありませんが、道が凍っているところもあるのでアイゼンも必要です。
雪が深い場所や、川を渡る箇所もあるのでストックも準備しておくといいでしょう。
北海道生まれの僕は「雪道を歩くのにストック? 笑わせるな! 体ひとつで十分だ!」という変な自信から、ストックを持たずに行ったのですが、思いの外しんどくて途中で木の枝を拾って杖代わりに使いました。
形がいびつな上に、重かったため、途中で山に返すはめになりましたので、雪国出身の皆様も慢心せず、ストックを準備して行くことをお勧めします。
▼氷瀑までも絶景の連続!
「日帰りで行ける!」とか「アップダウンは激しくない」とか散々ハードルを下げておいてから言うのもなんですが、入場ゲートから氷瀑までは片道約3時間の道のりです。
車で行って、サクッと見れるほど絶景は甘くありません。
ただし、同じ景色ばかりで歩くのに飽きてしまうという心配は無用。
氷瀑までの道のりも絶景の連続です。
〈日光の山々に囲まれた巨大なダム〉
〈雪の中を縫うようにして流れる川〉
〈どこまでも続く氷の壁〉
このように、思わずシャッターをきりたくなるような景色が次々と目の前に現れます。
寒いけど、素晴らしい景色を眺めながら食べるご飯も最高ですよ!
▼待ちに待った巨大氷瀑とご対面
雪道を進んでいくと、向こうに氷瀑群が見えてきます。
ついに青白くに輝く氷瀑が出現!
近づいてみると、この迫力。
滝壺も凍っているので、滝の裏へも簡単に回り込めます。
裏側から太陽光を通してみると、こんなにも色鮮やかに。
落ちてきた水が瞬間的に凍ってしまったような光景ですねー。
下から見るとこんな感じ。
今にも落ちてきそうで、めちゃくちゃ恐い。
さらに奥にはこのような巨大な氷瀑が待ち構えています。
念のため説明しておきますが、氷瀑の中腹に見えるのはレゴブロックじゃありませんよ。
正真正銘の人です。
アイスクライマーっていうんですか。
凍った滝を体ひとつで登るなんて、酔狂な趣味ですよねー。
一帯を見下ろすことのできる丘に登ると、この眺め。
マジで栃木県とは思えない。
▼注意:SNSで憂さ晴らししても何もならない
いかがだったでしょうか?
栃木県・日光にある雲竜渓谷。
もし行かれる際は情報取集の上、しっかりした装備と計画で出かけましょう。
雪道や山登りに慣れてない人は、ツアーもあるのでそちらに参加するのがいいかと思います。
ただし、SNSに絶景写真を載せて、イイネやコメントを大量に集めたからといって人を見返すことはできせんよー。
SNSで一喜一憂するのはほどほどに!
それでは、またどこかで!